ホロスコープを見ていると、

この配置は良い。
この配置は悪い。

そんな言い方を聞くことがあります。

占星術にはいろいろな考え方があるので、ここでは基本的な考え方も交えながら、私自身がどう捉えているかをお話ししますね。

占星術には、惑星がその性質を発揮しやすいか、発揮しにくいかを見る考え方があります。

たとえば、ディグニティ(品位)と呼ばれるもの。

星座の性質と惑星の性質がなじみやすければ、その惑星らしさを発揮しやすい。

逆に、少しなじみにくい組み合わせだと、本来の力を発揮するまでに時間がかかったり、葛藤を感じたりすることもあります。

たとえば牡羊座。

牡羊座は、まず動いてみる。
直感に従って進む。
動きながら考える。

そんな性質を持っています。

そこに、じっくり時間をかける土星の性質が関わると、

進みたいけれど慎重になる。
やりたいけれど、なかなか動けない。

そんな葛藤として感じることもあると思います。

でも私は、だから悪い配置とは考えていません。

時間がかかったり、葛藤したりするからこそ、その経験の中で学べることもあるからです。

星座同士にも、火・地・風・水という4つのエレメントがあります。

たとえば火と風なら、火がついたところに風が吹いて、さらに広がっていくようなイメージ。

一方で火と水なら、水が火を消したり、火によって水が蒸発したり。

なじみやすい組み合わせもあれば、少し工夫が必要な組み合わせもあります。

だからといって、

なじみやすい=良い。
葛藤する=悪い。

と単純に分けられるものでもないと思っています。

トラインやセクスタイルなど、比較的スムーズに力を使いやすい配置があったとしても、何もしなければ本人がその良さに気づかないこともあります。

せっかくチャンスがあっても、動かなければどうなるかは分かりません。

反対に、スクエアやオポジションなど葛藤を感じやすい配置があったとしても、

自分はこういうところでつまずきやすいんだ。

と知っているだけで、気をつけながら進むこともできます。

私は特に、土星を見る時にそれを感じます。

土星は、苦手意識やコンプレックス、時間がかかることとして表れることがあります。

もし土星が入っているハウスのテーマで、今まさに苦労しているとしたら、

どうしてそこを苦手に感じるのか。

まずは、その意味をお伝えします。

でも、それだけでは終わりません。

逃げずにゆっくり向き合っていくことで、少しずつできるようになっていく。

最初は苦手だったものが、時間をかけることで得意になったり、自分の武器になったりすることもあると思っています。

少し大器晩成のようなイメージです。

もちろん、どの星座とどの惑星が関わっているのか。

どんな角度を取っているのか。

そして、その人が今どんなことで悩んでいるのか。

それによって読み方は変わります。

個人セッションでも、ホロスコープに書かれていることを全部お伝えするわけではありません。

今のご相談に関係しているところを中心に見ていきます。

もし自分のホロスコープを見て、

この配置、悪いのかな。

と心配になったとしても、あまり怖がらなくて大丈夫です。

そこに関係があるということは、成長できる部分だったり、これから発展させていける部分だったりすることもあります。

ホロスコープは、良い・悪いを決めるためのものというより、

自分にはどんな力があって、
どこに少し時間がかかりやすくて、
どう活かしていけそうなのか。

そんなふうに、自分を知るために使っていくものだと私は思っています。