タロットの中でも、
「塔」や「死神」は絵のインパクトが強いカードですよね。

特に少しタロットを知っている方だと、

死神=悪いことが起こる
塔=何かが壊れる

そんなイメージを持っていることもあるかもしれません。

でも私は、死神のカードが出てもあまり怖いとは思いません。

私が死神のカードから感じるのは、
リセット。

古いものを手放す。
もう必要のないものを終わらせる。
腐れ縁を切る。
そして、そこからまた新しく始める。

そんなイメージです。

だから、

ずっと仕事を辞めたいと思っていた。
この人とは離れたほうがいいのかもしれないと思っていた。
今までのやり方を変えたいと思っていた。

そんな時に死神が出たら、

やっと動こうと思える時期が来たのかもしれない。

私はそんなふうに読むこともあります。

実際、お客様も死神の絵を見て
「えっ……」と驚くことがあります。

でも意味をお伝えすると、
安心されることがほとんどです。

一方で、塔のカードは少し違います。

私自身、悪いカードだとは思っていません。

ただ、
今まで安定していたものが崩れたり、
積み上げてきたものを一度壊したり。

そんな変化を感じるカードなので、

今は何も変えたくない。
このまま安定していたい。

そんな時に出たら、
ちょっとドキッとするかもしれません。

自分では予定していなかったことが起こったり、
自分の力だけではどうにもできない変化が起こることもあります。

そんな時は、
無理に元通りにしようとするより、

今の状況に合わせて考えて、
また動いていく。

そんな読み方をすることもあります。

もちろん、

塔が出たから必ず何かが壊れる。
死神が出たから必ず何かが終わる。

というわけではありません。

タロットは一枚だけで決めるものではなくて、

どんな相談なのか。
どの位置に出たのか。
周りにどんなカードが出ているのか。

そこも見ながら読んでいきます。

そして私は、
タロットのカードは未来を決めつけるためのものではなく、

今の自分と向き合うための
問いかけのようなものだと思っています。

あなたはどう思っている?
本当はどうしたい?
このまま進みたい?
それとも、一度立ち止まりたい?

塔や死神も、
そんな問いかけをくれるカードのひとつです。

だから、
悪いカードが出たかどうかよりも、

そのカードを見て何を感じたのか。
そして、これから自分はどうしたいのか。

そこに目を向けることのほうが、
大切なんじゃないかなと思っています。